重なる笑顔

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「どうかしてるのはお前の方だ。今日みたいな式の時にも問題起こしやがって。おふざけが過ぎんだよ」 「これが僕ですから」 ふふん、どうだ俺の強気な態度は! 「ようし、まだ反省文を追加しても余裕なようだな」 「さぁ改心しますかね…。すいませんでしたぁぁぁ!」 プライド?んなもん無いね! 「その軽い頭を上げろ。全く、いつもその頭でペコペコ許しを乞うてきたんだな?全くバカな奴…」 「な、なぁにぃぃ!?言ったなゴリラっ!?こう見えてもしっかりシャンプーしてんだよ!!」 くそっ!これだからゴリラは嫌なんだ! 「お前~…!はぁ~、もういいや。帰れ」 ゴリラは諦めたのかもうどうでも良くなっている。 「なっ!?よくなうおぁっ!?」 俺が言い返そうとすると、ゴリラは俺を軽々と指導部の外に摘まみ出した。 「ほら、早く帰って反省文を味わいながらやれ」 ガンッ! ゴリラはそう言うと、指導部のドアを閉めた。
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