《そして歯車は回り出す》

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ーテレビ内ー 「……さと、有里!」 花村の呼び掛けで湊は目を覚ました 「花村、ここは?」 「あー、なんつったらいいのやら」 「陽介、俺が説明するよ」 「おお、悠、じゃヨロシク」 鳴上が湊にこの世界の事を説明した 「という訳だ」 「………」 湊は呆気に取られていた 「お~い、ヨースケ、センセー」 向こう側からカラフルな熊?が走って来た 「あれがさっき説明したクマ」 「およ~君は誰クマ?」 「俺は有里 湊」 「クマはクマクマ、よろしくクマ、ミナト」 「じゃあ、センセー、レッツゴークマ!」 「ああ、行こうか」 「ちょっ、何処に」 「おいクマ吉、有里にアレやれよ」 「お~丁度新しいのがあるクマよ」 ほい、とクマに渡されたのは真っ白のフレームの眼鏡だった 「何だよ、コレ?」 「クマが作ったクマ!」 自信に溢れたどや顔だった 「それがあれば霧が無いように見えるぜ」 花村が簡単に眼鏡について説明した 「よし!じゃあ行くか」 『オー!!』 湊は気づいていなかった鞄の中のペルソナ全書が蒼い輝きを放っている事に これから行く先で再びペルソナを出す事になるのを湊はまだ知らない
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