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--恥ずかしいけど大声を出そう。
「何をしてるんだ!」
大声を出そうと意気込んだ、私の後ろから怒りの含んだ声が聞こえる。
「あぁ!? 今、取り込み中なんだよ。見てわかんねぇか?」
チャラ男のドスの聞いた声だし、私から目線を外して私の後ろに目を向ける。
私もつられて、振り返ると…
芸能界でも見たことのないイケメンと美少女達がいた。
あと、普通に格好いい人。
--うわぁ~格好いい…
自分の現状も忘れ、見惚れる。
「美少女を3人も連れてるんだから、俺らにも1人ぐらい恵んでくれよ?」
リーダーみたいなやつを中田と呼んだ。もう1人のチャラ男が『頼むよな』見たいにイケメンにお願いする。
「嫌がってる人をほっとけないよ」
「そうよ、どっか行きなさい!ブ男」
イケメンとつり目の美少女の言葉に中田の額の血管が浮かび上がる。
「内田。無理矢理にでも連れて行くしかないみたいだぜ?」
さっきのイケメンに頼んでたチャラ男(内田)も『やれやれ』と言った顔で私の手首を掴む。
--えっ!? 掴まれた?
「この可愛い顔を殴られたくなかったら、大人しくしてろよ」
清々しい顔でとんでもないこと口走るチャラ男(内田)
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