謎の男

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電話の相手は幼なじみである。 そういえば今日は一緒に学校に行く約束をしていた。 まぁいいか。 エレベーターが一階につき、自転車置場に向かい自転車に乗った。 そしてマンションの出口に向かうと一人の男がいた。 「怜、遅いぞ。」 「悪い悪い。」 俺はたいして悪びれず返事をした。 今話しかけてきたこいつが、幼なじみの吉川良太だ。 幼稚園からの付き合いで、かれこれ10年以上も一緒にいる。
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