接触

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手応えありだな。 あいつ死んだかも。 「まさか先輩がやられるなんて」 読が驚いた顔をしている。 「次はお前か?」 できれば戦いたくないが、そんな悠長なこともいってられない。 正直、血を流しすぎてフラフラする。 「そうですね。先輩の敵討ちさせてもらいます」 読が戦闘体制に入った。 こいつはどんな能力だ? 読が突っ込んでくる。 俺は先程の風の魔法を使おうとした。 しかし… 発動しない!? 俺は殴られ宙を舞う。 くそっ、普通の体に戻ってる。 なぜだ? さらに攻撃しようと近づいてくる。 手にはナイフを持っていた。 くっ、ヤバい。 ナイフが目の前まできたときだった。 「そこまでだ」 読の動きがとまる。 声の主は疾風だった。
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