謎の男

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学校には8時25分についた。 30分には教室にいなければならないが、下駄箱の近くにはりだされているクラス分けの紙の前には、まだ100人くらいの人が殺到していた。 人混みが嫌いな俺は、人が少なくなるのを待っていた。 「これはなかなか空きそうにないな~」 と良太が呟く。 クラス分けの紙はA4の紙八枚にそれぞれA~Hのクラスが書いてある。 みんな自分の名前を探すのに苦労している感じだ。 5分経ってようやく落ち着いてきた。 それでもめんどくさい俺は、良太に見てきてもらおうと思った。
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