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俺がそう言うと読は驚いていた。
「そんなことありえません。あいつの能力は全て無効化できました。先輩が止めなければきっと…」
「確かにそうかもしれない。だがあいつの能力はおそらく、ある程度のことはなんでもできるだろう。俺の風も真似てたしな」
「それでも僕の能力なら…」
読の能力は探査だけじゃなく、いろんなことに応用できる。
能力者が能力を発動する時、体からオーラが出るそうだ。
読はそれを肌で感じるらしい。
それにより能力者を見つけることができる。
そして近くまで行けば目でオーラが見え、オーラを読み相手の動きを先読みできる。
さらにそのオーラと同等のオーラをぶつけることにより能力を打ち消すことが可能になる。
しかもオーラは目に見えないため防ぎようがない。
つまりこいつはオーラ使いだ。
こいつに勝つのは俺でもしんどいだろうな。
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