とある夢の話

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 「畏敬の念を払って丁寧に慎重に踏みつけるか、」  ぐしゃり。  「乱暴に、無礼に踏みつけるか、」  ぐしゃり。  「その違いしかない。」  ぐしゃり。  「死者の上を、こうやって足蹴にして生きていかなければならないという現実からは、」  ぐしゃり。  「絶対に誰も逃れられない。」  ぐしゃり。
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