第一話

2/5
前へ
/110ページ
次へ
ユキヒロ 「別れよう、ミキ」 ミキ 「え…?」 ミキ<ナレ> 「突然、ユキヒロから告げられた別れの言葉に私は驚き目を見開いた」 ミキ 「どう…して…?」 ユキヒロ 「なんていうか…重いんだよね。お前と居ると疲れるんだ」 ミキ 「重い…?疲れる…?私と一緒に居て…ずっとそう思っていたの…?」 ユキヒロ 「…好きな子が出来たんだ」 ミキ 「好きな…子…?」 ユキヒロ 「うん。その子、俺が居ないとダメなんだ。今にも死んじゃいそうなんだよ…。だから…守ってあげなくちゃ…」 ミキ<ナレ> 「その言葉を聞いて、私は彼の頬を叩いた」 ユキヒロ 「っ…!!何すんだよっ…」 ミキ 「何よそれ…!!ずっと私の傍に居るって言ったじゃない!!あの言葉は嘘だったの!?」 ユキヒロ 「う…嘘じゃないよ…!!でも、俺は彼女の方が大事なんだ」 ミキ 「じゃあ…私はもう…大事じゃないってこと…?」 ユキヒロ 「そうは言ってないじゃん…」
/110ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加