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ここから、鬼ごっこのルール説明が始まるよ。
「まず、生徒は逃げる側と鬼側にわかれるんだが、これは当日の朝にくじで決める」
ギリギリまで自分がどっちになるかわからないのか…。
でも、何としても鬼側になって、王道イベントを陰から観察するんだ!
「そして体育館での開会式の後、逃げる側がスタートして、10分後に鬼側がスタートする。逃げる場所は学園の敷地内全てで、制限時間は3時間だ」
3時間は逃げる側にとっては長いな…。
鬼がスタートするまで10分ってのも意外と短いし…。
「鬼に捕まった場合、鬼と捕まった奴は学園の敷地内にいくつか設置してあるチェックポイントに行って、誰が誰を捕まえたのか係員に伝える」
へぇ…わざわざ体育館まで戻って来なくてもいいんだ。
そこは鬼的には有利かもね。
王道では、よく手首に端末を付けて捕まったら記録されたりするけど、そういうのじゃないのはちょっと残念…。
「…ちなみに、逃げる側と鬼側の手首にそれぞれ端末を付けて、誰に捕まったのか記録する案も出たが、それだと捕まえずとも手に触れただけで捕まったと判断される可能性があり、逃げる側が不利になるとの事で、そういった機器は使わず、鬼が自ら捕まえた奴をチェックポイントまで連れて行く事になった」
…え、案は出たんだ。
その案出した人、絶対王道知ってるよね?誰ですか!?教えて下さい!!
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