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「鬼がチェックポイントまで連れて行かなければならないって事は、裏を返せばチェックポイントに着く前に鬼から逃げれば、捕まった事にはならないって事だ。つまり、何度鬼に捕まろうと、チェックポイントにさえ連れて行かれなければいいんだ。だから鬼は一度捕まえたからといってチェックポイントに着くまで油断するなよ」
それは逃げる側にとっては良い事だね!
…確かに、端末タイプの王道でたまに事故って捕まった事になっちゃうって展開あるもんね。
鬼側と逃げる側、それぞれに有利な点があるのか。
思いの外、ちゃんと考えられてるな…。
「…まぁ、ルールとしてはこんなもんかな。あと、当日俺ら教師と風紀委員が巡回しているから、何かあれば声を掛けてくれ」
先生達が巡回してるなら、俺は当日瑞樹として参加してても大丈夫そうだね。
でも、一応備えはしておこうかな。
「あ…そういえば、この鬼ごっこで誰か捕まえた奴には、その捕まえた相手に1つ言う事を聞いてもらえるっていうルールがあるらしい。その内容は、ある程度無茶なお願いでもアリだそうだ」
おぉ!これはBLの予感!!
これで鬼は捕まえた相手にデートを申し込んだりするんでしょう!?
…これは期待出来る!!
「逃げきった奴の方は、生徒会に1つ言う事を聞いてもらう事が出来るらしい」
えー…それは別にいらないな…。
まぁ、俺は鬼側になって終始他の生徒を観察する予定だから関係ないけどね!
「あと、鬼側も逃げる側も、壊さなければ敷地内の物を使ってもいいらしい。ルールさえ守って、怪我さえしなければあとはお前らの自由って事だ」
結構出来る事多そうだね!楽しみだな!!
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