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…ほんと、いつまでこうして逃げ続けなきゃいけないのかな。
何気に、最初に俺に声をかけたチワワちゃんがまだ先頭で走ってるのはすごいと思うんだけど、そろそろ飽きてきたよ。
もういっそ窓から外に逃げようかな?
……ここ3階だけど。
んー…でも、あんまり目立つ様な事はしたくないからなぁ。
…よし、次の曲がり角になったら全力で走ろう。
みんなとは少し距離があるから、先頭の子達が曲がるまでに見えなくなれば、曲がり角で突然消えたと思うでしょ?
そうと決まれば早速行動だ!!
『皆さん、もう疲れましたよね?そろそろ終わりにしましょうか』
「…え、東雲様?」
「それってどういう意味ですか…?」
それはね……こういう意味だよ。
『…皆さん、お疲れ様でした。ゆっくり休んで下さいね』
そう言い残して、俺は曲がり角を曲がった瞬間、全力で走った。
そして曲がった先にあるトイレに入り、窓を開けて下に飛び降りた。
窓は開けたままになってしまうけど、もし窓に気づかれても、さすがに3階から飛び降りたとは思わないだろう。
それじゃあね、みんな!また後で会おうね!!
…そして俺は校舎を後にした。
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