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教室の前まで来たよ。
…え、早い?
まぁ、ここに来るまで特に何もなかったし。
強いて言えば、親衛隊の子達と挨拶したり、少し離れたとこにいた生徒達から「淫乱親衛隊の親玉が来たぜ」みたいな事を言われたりしたかな。
いちいち反論してもキリがないからスルーしましたよ。
じゃあ、教室入ろうか。
ガラッ
『おはようございます』
「隊長!!おはようございます!!」
「東雲様、おはようございます」
「お、東雲じゃん。おはよ~」
教室にいるみんなから挨拶される。
うん、挨拶が返ってくるっていいね!!
俺は自分の席に座る。
俺の席は窓側の一番後ろなんだ。
授業に出ないから席が端っこなのは当たり前かもしれないけど、この位置は気に入ってる。
「瑞樹、おはよ」
窓から外を眺めてると、親友で親衛隊副隊長の河野 澪-コウノ ミオ-が声を掛けてきた。
『澪、おはよ』
澪の席は俺の隣なんだ。
澪は、身長が俺より少し高い168㎝で、肩くらいのダークブラウンの髪に、同じ色の瞳の美人さんなんだよ!
身近に美人さんがいるっていいね。
目の保養になるよ。
男なのが勿体ない…。
…いや、逆に男で良かったかも!
澪がその美貌で学園中のイケメン達を…「何考えてるのかな?」
『…あ、いや』
「何か僕で変な事考えようとしなかった?」
『……』
…バレてる!?
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