3/9
前へ
/126ページ
次へ
教室の前まで来たよ。 …え、早い? まぁ、ここに来るまで特に何もなかったし。 強いて言えば、親衛隊の子達と挨拶したり、少し離れたとこにいた生徒達から「淫乱親衛隊の親玉が来たぜ」みたいな事を言われたりしたかな。 いちいち反論してもキリがないからスルーしましたよ。 じゃあ、教室入ろうか。 ガラッ 『おはようございます』 「隊長!!おはようございます!!」 「東雲様、おはようございます」 「お、東雲じゃん。おはよ~」 教室にいるみんなから挨拶される。 うん、挨拶が返ってくるっていいね!! 俺は自分の席に座る。 俺の席は窓側の一番後ろなんだ。 授業に出ないから席が端っこなのは当たり前かもしれないけど、この位置は気に入ってる。 「瑞樹、おはよ」 窓から外を眺めてると、親友で親衛隊副隊長の河野 澪-コウノ ミオ-が声を掛けてきた。 『澪、おはよ』 澪の席は俺の隣なんだ。 澪は、身長が俺より少し高い168㎝で、肩くらいのダークブラウンの髪に、同じ色の瞳の美人さんなんだよ! 身近に美人さんがいるっていいね。 目の保養になるよ。 男なのが勿体ない…。 …いや、逆に男で良かったかも! 澪がその美貌で学園中のイケメン達を…「何考えてるのかな?」 『…あ、いや』 「何か僕で変な事考えようとしなかった?」 『……』 …バレてる!? .
/126ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1078人が本棚に入れています
本棚に追加