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「時間なくなっちゃうし、ご飯食べようよ」
『そうだね』
俺らは、昼と夜はだいたい一緒にご飯を食べるんだ。
今日のお昼は澪が作ってくれたお弁当だよ!
俺も料理出来るんだけど、見回りの後にお昼食べる事が多いから、作っても見回りの間ずっとお弁当持って歩かなきゃいけなくなるんだよね。
だから俺が料理するのは夕食の時が多いんだ。
「…これ、シノの分ね」
『ありがと!』
今日もすごく美味しそう!
パクッ
『うん!今日も美味しい!!』
「それは良かった」
『俺、澪の作る甘い玉子焼き好き!!』
ふわふわで、冷めても美味しいんだ!
『あぁ、幸せ…!』
「シノが喜んでくれると、作った甲斐があるよ」
澪が優しく笑う。
澪は美人さんだけど、笑うともっと美人さんだ。
『俺、澪の笑った顔好き~』
「…ありがと///」
…照れてる!!可愛い!!
『澪~!!』
澪が可愛くて思わずぎゅ~ってした。
「…いきなり何!?///」
『澪が可愛くて思わず』
「何それ…」
澪に呆れられちゃった…。
「…僕、そろそろ行かなきゃ。シノは?」
『俺は寮に戻るよ』
「そっか。じゃあ、また後でね」
『うん』
「お弁当箱よろしくね」
『はぁい』
食べ終わったお弁当箱は、いつも俺が寮に持って帰って洗うんだ。
さて、寮に戻ろっか。
「…にゃ~」
…ん?
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