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声を掛けられたと思ったら澪だった。
『…澪、どうしたの?』
「部屋に行っても瑞樹がいなかったから、夕食の材料でも買ってるのかなって思ってスーパーに来たんだけど、食品の方にいないから帰ろうと思ったとこなんだ」
『…そういえば、夕食の材料買うの忘れてた』
「瑞樹はここで何してたの?」
『子猫を拾って、理事長に許可もらって飼う事にしたから、必要な物を買おうと思って…』
「夕食の材料の事は忘れてたんだね?」
『…はい』
「じゃあ、ついでだし、夕食の材料も買って行こう?荷物は僕が持つからさ」
『ありがと!』
澪は店員さんからカートを受け取った。
『店員さんも、ありがとうございました!』
「私の名前は吉野 誠-ヨシノ マコト-と言います。また何かあればいつでも声を掛けて下さいね」
店員さんは吉野さんって名前なんだ。
今度会ったら挨拶しよう。
「瑞樹、行くよ?」
『はぁい』
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