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「ねぇ、シノちゃん。最初に当てたら、何か良い事あったりする~?」 良い事…? 『良い事って、どんな事ですか?』 「一回だけでいいから、何でもお願いきいてくれるとか~?」 『…まぁ、無理な事や、変なお願いじゃなければ別にいいですよ』 俺が相手じゃ、大したお願いはされないだろうし。 これが澪相手だったら、デートとかお願いするんだろうけどね! 「え、いいの!?じゃあ、俺頑張る~!」 「…俺…も…!」 「俺も頑張って当ててみせるからな!」 何かみんなやる気出してるけど、そんなに俺の正体知りたいの!? そんな事を知ってどうするんだろう…? …まぁ、いっか。 『蓮先生と愁先生にも、このゲームに参加するか聞いてみましょう』 仲間外れにしたら、また大型犬みたいにしょんぼりするかもしれないし。 2人にメールで聞いてみる。 「先生にも知り合いがいるんだね~」 『はい…あ、参加するみたいです』 2人共、メールの返信速いな…。 「…僕は、どうしよう?」 澪が迷ってる。 澪は俺の正体知ってるもんね。 .
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