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「シノ…俺の…」 『え?』 「…俺が…最初に…シノ…見つけた…から…」 『そうですね…何かお願いありますか?』 「シノ…俺のものに…なって?」 俺が書記のもの?…え、パシリって事? でも、校内の見回りとかあるし、ちょっと難しいな…。 『…それはちょっと難しいです』 「そっか…残念…」 もともと無理なお願いは無しって条件だったからね。 『何か他の事でお願いします』 「じゃあ……シノの…時間のある時……会いに来て?」 『あー…まぁ、それなら…』 見回りとかには影響しないし、別に大丈夫かな。 『じゃあ、行く時連絡するんで、連絡先交換してもらってもいいですか?』 「…うん!」 書記にしては珍しく大きな声で、嬉しそうに返事した。 耳と尻尾の幻覚が見える…可愛い…。 そして俺らは連絡先を交換した。 そういえばこっちの姿なのにシノって呼ばれると困るよな…。 『あの、書記さん。俺の事シノって呼ぶのは金髪の方の時だけにしてもらえますか?』 「じゃあ…シノの名前…教えて?」 『俺の名前は東雲 瑞樹です』 「瑞樹…わかった…」 『それでは、俺はこれで失礼しますね』 「うん…鬼ごっこ…頑張って………あ、瑞樹」 『はい?』 カシャッ!! 『…え?』 去り際に書記に呼ばれて振り返ったら、何故か写真を撮られた…。 「ふふ…猫耳…可愛いよ…」 『…え?あ、ありがとうございます…?』 「…またね…瑞樹」 そう言って書記が手を振っているから、とりあえず俺も手を振り返してその場を去った。 .
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