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帰りの足取りは、新しいお気に入り(写真集)ができて楽しかった。
夜、ベッドに横になってても。写真が、頭に浮かんだ。素敵な写真だったな…。
と、そんなこんな感じが2、3日は続いた。
明らかに、あの写真集に恋してる状態だ。 ならばと、本の価格は高いが誕生日も間近なので、自分へのご褒美とでもするか!。
そう決めたら。次の日は、本を手にするために本屋に行くことで頭がいっぱいだった。
仕事があるから、すぐにはいけないのに。 まるで、子供の時に新しい発見をして。
ワクワクしている、あの楽しいかんじと一緒だ。
大人になっても、もちろん楽しいことはある。
でも、子供の頃のあの感じは大人になってゆくにつれ、薄れてゆく。
30歳をすぎ、33歳あたりから冒険心や…35歳になると。私は身の回りの物や服においても、安定した変化の何もない生活だ。人生こんなもんなのかな。特に輝く何かもなければ、特に不満あるでもない。
だったら、これでよしという人生でよいのではと謙虚に。
…いやっ、やっぱそれは違うかな。 でも、今考えてたって。そこに答えがあるわけでなく…
写真集か。物でも、恋と呼ぶのでしょうかね?恋愛の神様。
そう、やっぱあ…の写真集ほしいかな。素敵だったな…
そう決めたら、いつの間にか寝入っていた。
翌朝、仕事は喫茶店だけで午後はフリータイム。さっそく、本屋へ向かった。
本屋で、たまに本屋に昨日きたから。どこに写真コーナーだったか。迷ってしまった… なさけない、年かしら。でも、好きな物のに一歩一歩近づくこの感じも好きなんだな私は…
写真コーナーがあり、すっ~と息をして。お目当ての本の背表紙に指をかけ、引き寄せる。手にとって、中を確かめるよう写真にみいっていた。
そう、買うって決めたんだから。買おう!そう決めてレジへと足早に向かった。
お会計を済ませ、店員が袋を用意する時に。
男性がレジの別の店員に声をかけてた。外国の写真家で、自然がテーマの写真集を探してるんだけどと。 話をしてた時に、私の購入した本が袋に入れられようとした時、「あっ!」あの本です探してるの!となり、対応してたのは書店でベテランの人で。大体本の事は頭に入っているらしく。一応確認しながら、すみません。あの本はうちでは一冊だけで、写真家のあの本はもう出発はしてません。まことに、すみませんと丁寧に誤っていた
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