8人が本棚に入れています
本棚に追加
タッタッタッ…
あっ…ホントに待ってた…
桜の木のしたでこっちに手を振っている
つい、わたしも手を振り替えす
「拓海、手紙ありがと、」
「別に、話途中だったしな」
「で?この桜は…なに?」
「話は長くなるぜ?(ドヤッ」
「そのドヤッいらない…べつに長くなっていいよ」
拓海は真剣な瞳になり話始めた。
「まぁ、この桜は兄貴と兄貴の彼女で植えたらしい。桜の木の種はどこから持ってきたんだか知らないが、多分、彼女にもらったんだとおもう…」
「で、なんなの?」
え?もしかして終わり…
「まぁ…兄貴が、去年亡くなったんだ、酷く、兄貴の彼女は悲しんだ」
あっ…終わらなかった…
「それで、兄貴がなくなる一週間前に彼女と一緒にここに植えたらしい、それで彼女に、拓海君にも、桜の木を植えて欲しいって言われたんだ。」
「そうなんだ、変な話聞いちゃったね…ごめん」
「別にいいんだ」
「だから…早く彼女つくんなきゃなー」
「そっか!頑張ってね、拓海にとっては大切な木なんだね」
「まぁな…あっ!俺用事あったじゃぁな」
行っちゃった…
なんだか 桜の木に触れるのも気まずい…
明日から屋上にいこう
あっ!教室に携帯忘れた
取りに行かなき
ゃ!
タッタッタッ…
あれ?電気ついてる、
だれかいるのかな…
ガラガラ…
「あっ!」
最初のコメントを投稿しよう!