プロローグ

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「今年も来るね。あの日。」 「今年も甘い桜見れるかな」 私達の、桜の木。 わたしに恋を教えてくれた。 初恋を教えてくれた。 今は枯れ葉だけがあり 雪が少し積もっている。 もう少し、したら。 きっと――― そう あの日は 桜の花びらがヒラヒラと 落ちてくる季節だった
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