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最悪
【チャイムが鳴る】
セーフ…よかったぁ…
さてあたしの…席は…
ん?あれ?えぇぇぇぇ!
最悪…最低最悪
そう、最悪なのは
席の隣の人、その名も
川杉 隼人
あたしのことを
いっつもバカ呼ばわりする
まぁ知らないふり…知らないふ…り…
「おー!バカやっと来たか!」
バレたー 早くない?ねぇ?センサーでもついてるの…ありえない
「あの!バカやめていただきませんか?」
「なに怒ってんの?」
「(いやいやいや…怒るの当たり前…なれてるけど高校にもなって呼ばれるなんて…)」
「ま、いいけど…」
だから、川杉は大っ嫌い
なんだよな…
はやく帰ろ。
下駄箱に向かう。
あれ?手紙…いじめ?
いやいやいや…
開いてみると拓海からだった
【甘河へ、桜の話まだ話してなかったな!暇があれば話そうか?じゃ放課後、桜の木のした来いよ!待ってるからな!石川より】
うーん…暇だし行こうかな!
私は拓海が待っている
桜の木へと走り出した
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