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そして帰ろうとする私を
「おいwwお前なに帰ろうとしてんだよ。体育委員だろ?」
遥斗先輩が止めに来た。
体育委員ですけども....
確かにそうだけどおおおお!
あ~もうむかつく。
あいかわらずかっこいいところが
さらにむかつくっ!
「あ、いや、その、よ、用事おもいだしちゃって。だ、だから.....」
「ん?用事ってなにかな?」
遥斗先輩の顔が急接近してくる。
「母が危篤で....。」
「ぶふっ」
えっ....?
「ははははははっww
お前、嘘下手すぎww
それで俺、騙せると思ってるの?w
あ~かわいい。w」
私は恥ずかしくなって顔を下げる。
「だだだだ、だって~泣」
「俺はお前と少しでも一緒にいたいの。だから帰んないで。」
そういうと遥斗先輩は、私の手を引いて
教室へ入っていった。
.....どきんっ
な、なんだろう....
さっきから遥斗先輩ドキドキ
しっぱなし.....
私はこの気持ちがどんなものかも知らずに、遥斗先輩に続いて教室へ入っていった。
すでに教室に入っていた由梨がにやにやしながら見てくる。
私は顔を赤らめながら、
由梨のもとへ駆け寄った。
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