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「キシャァァァ!」
「うわぁぁぁ!」
「来るなっ!来るなぁ!」
それは逃げ惑う少年の目の前まで迫ってきていた
「キシャァァァ!」
「ああああああああああっ!」
月明かりに照らされたそれの爪が少年に振り下ろされようとした時
世界中をまばゆい光が包み込んだ
『…………人間たちよ聞こえますか?』
「頭の中に声が響いてくる?」
『私は世界の女神アテナです。あなたたちに力を授けに来ました。』
「なにが起きてるんだ?」
『祈りなさい。戦う力が欲しいのなら祈りなさい。さすれば力が………戦う力が与えられます。』
「戦う力?」
『人類の未来を【color】が正しく導きますように。』
「力が…、力が欲しい!」
「あっ、頭に…流れ込んでくる。」
§§§§【………】§§§§
少年の手には輝く剣が握られていた
「これが【color】……」
「はあぁぁぁ!」
「キシャァァァ!」
力任せに振り抜いた剣はそれを切り裂いた
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