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こんな自分を変えたくて、二駅も、離れた。
塾へ通っている。
姉の影響を受けずに、自分を見てくれる。
友達をつくりたいと。
学園では、どうしても、ついてまわる。
姉の、影響。比べられてしまう。
先生方、同級生。また、自分自身。
少し、家から離れ、姉のことを知らない世界で。
一応、勉強は、できる。が、おしゃれができない。
やっぱり、地味に、すごしている。わたし、
塾で、友達になった。同類の忍ちゃん
ただ、違うのが、彼氏が、いる。
私と似て、こんな地味な・・。
って失礼だけど。
忍ちゃんとは、結構、話が合う。
塾と称し、遊びに行ったりして、相談にも、乗ってくれている。
「今日、どこ行く?シノ?」
「華ちゃんに、紹介したい人がいるの」
「どどっ、うしたの」
急な申し出に、困惑気味な私に、忍が、
「華ちゃんかわいいのに、もったいないよ。お友達で、いいから1度だけ、あって
あげて~お願い。いい人だから、彼氏(涼)の幼馴染なの」
急に、困ったことになった。「男友達??」
男の子といったら、幼稚園からの近所の幼馴染
アッちゃんくらいしか、いない。
私が、オタクで、漫画の世界の王子様を夢見ているのも、知っての申し出。
シノちゃんが、言っているのは、わかるが、レベルが高くないか不安がよぎる。
シノちゃんのお願いも無碍にできない。
「彼氏の幼馴染なんだ、でも、どうして、??」
「何かね、拓ちゃん、男の子のお友達はいっぱいいるんだけど、女の子のお友達いないみたいなの、、オシャレ・・・」
拓ちゃんの・・いや彼氏の話を延々と聞かされた。
絶対、合わない人種。否、分類が違う。オシャレ好きで人懐っこい・・・。
私みたいな、ジミィーなお友達って、いいのか??
お友達必要ないのでは??と思う。だって、人懐っこい人なら沢山友達いるじゃん!!
内心そう思う、チャラくなければいいかな。
私も、単純。
「いいよ。友達紹介して。」
そう思って、会うことに、した。
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