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優しそうな彼氏。もう一人はカジュアルな装いで、
えらく深く帽子をかぶっている・・・。
えぇ~。
シノちゃんが、きゃきゃ!はしゃいで。
紹介してくれている。が、耳に入ってこない。
私は、知っている多分。
同じ学園の何処のクラスかは、わからないけど。
野郎ども、と一緒にいた。
たぶん、拓海って。。同じ・・。
「ね、華ちゃん」
「あ!!はじめまして、華子です。」
やばい、帰りたい。
「俺、知ってる。」
「・・・・・・・。」
レベル3ボスの攻撃でゲームオーバー!!
頭の中で音楽が鳴っている♪♪
2人、無言の状態。
「えぇ~知り合い?なの~よかったぁ」
しのちゃんが、口火を切った。
再起動して。生き返った私は
レベル1に戻りたい・・。
「家の用事思い出した。!!今度、ゆっくりね、後でメールするから」
と、シノちゃんと彼氏に、一礼して、帰ろうとすると。
「じゃ、俺も、遅いから帰るわ」
と、声が。
えぇ~。今帰らなくていいだろうが。。。。
声にならないが、それとなく顔に、出ていたのだろう。
のん気にシノちゃんが手を振る
「じゃ、二人とも、気を付けてねぇ~」
急いで帰ろうとすると、
「なぁ、おい」
一度立ち止まってしまい。なんか悔しくて無視して歩き出してしまった。
「はじめましては、無いだろ」
「・・・・・」
後ろから大声でもう一度
「お前、友達いたんだな」
ムカついて
「何、悪い??」
何故か笑ってる拓海が、いた。
「なっ!何がおかしいのよ。」
拓海の笑った顔に、みとれてしまった。
くしゅとした目に、懐かしさを感じた。優しい目。
クッと、笑いを堪えながら
「なぁ帰ろうぜ。急いでいるんだろ」
「・・・・うん。」
ん??もしかして嘘、ばれてる??
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