46人が本棚に入れています
本棚に追加
昼休みに、短冊を渡す。
「これ書いて」
「・・・もう書いたよ?」
「いいから。
もう一個書いて!」
「・・・なんで?」
なんか、嫌そうな顔。
「俺ん家の庭に飾りたいから」
「先輩の?
・・・んーーー」
悩んでる。
なんか、可愛くて笑ってしまった。
「・・・何で笑った?」
睨んでるつもりか、上目使いで見てくる。
膨れてるし。
いいな・・・こういうの。
仲が良くなった証拠だよな。
「なんでもいいから。
放課後までによろしくな」
「先輩も書く?」
「もちろん」
「じゃ、書く・・・」
渋々だけど、承諾してくれた。
最初のコメントを投稿しよう!