孤独と妖怪

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○月×日(土) 要するに休日である。 いつも通り、俺は朝8:00に布団から這い出てきた。 顔を洗い、服を着替え、朝飯を食べる。 何ら変わりのないただの休日。 中学1年の冬 親が離婚した。そして二人とも居なくなった。 しばらく祖母に育ててもらっていた。 だがその祖母も一昨年この世を去った。 祖母の残してくれた金でなんとか高校に入学し、無事に進級。そして今に至る。 俺はいくつかバイトを掛け持ちして生活をやりくりしている。 小さいときから俺は人に好かれない体質のようで、今のところ友達0人というすばらしい記録を更新し続けている。 正直、親が突然居なくなった時は少しパニックだって起こしたし、寂しかった。 でも、今は寂しいだなんてこれっぽっちも思っていないし、独りの方が俺としては楽で良いくらいだ。 そんなこんなで俺は4年間独りなのである。
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