孤独と妖怪

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まぁ、いつも通り1日好きなように過ごした。 その夕方。 夕飯の支度をしていたときだ。俺の部屋辺りからなにやらデカイ物音がした。何かが何かに突っ込んだような音だ。 驚いた俺は、コンロの火を消して部屋へいった。 俺は最初、白い大型犬が、部屋に突っ込んだと思った。 眩しいほど真っ白な四つん這いの獣が、そこでぐったりしていた。 とりあえず、死んではいなさそうだ。 尖った耳がピクピクしている。よく見ると尻尾が、2本ある。 こいつは………? 突如現れた気絶している謎の生物を、とりあえず居間へ運び、丁寧に布団まで掛けてやった。 何度か声をかけたり揺さぶったりしたが、起きる気配すらない。 どうしようもないので、俺は夕飯を食べることにした。
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