第一章

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フォイド「こ、こんなのコールド家の恥だ。......今すぐ出ていけ。そして我がコールド家の名を捨てよ。決して名乗るな。そして絶縁だ。貴様にはもう親も兄弟もいない。」 ギル「そ、そんなの嫌だよ!やめてよ!お父さん!」 フォイド「お父さんなどと呼ぶな!貴様はもう無関係だ!血など関係無い!二度とここへくるな!」 ギル「嫌だよ。僕出て行きたく無いよ!」 フォイド「それなら私が出してやろ」 その言葉と同時にフォイドがギルの後ろに周り一言唱えた。 "転移"と。するとフォイドとギルは部屋から消え、どこか遠くの森に消えた。 ギル「こ、ここはどこ?ねぇ、お父さん!」 フォイド「お父さんと呼ぶなと言っただろ。そして、ここは死の森と呼ばれる場所だ。ここに来て生きて帰れた者はいない。それでは死ぬがよい。さらばだ。"転移"」 そしてフォイドは消えた。一人取り残された子供、ギルは死の森と呼ばれるこの場所で生きていけるはずが無い。 そうフォイドは判断したのだ。しかしフォイドのその判断がのちの結果を生み出すことになった。
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