『終』と『始』

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『実は、私達神の子供は必ず自分たちの世界の人間になってもらうの。もちろん力を封印した人間の肉体でね♪そこで、精神的なことや性格などを見て神として相応しいか判断するの。』 「ということは、俺は適性検査をされてたわけか?」 『そう言うわけ。もちろん優羽くんは余裕の合格よ♪でも…ね?その…私がね?ちょっとミスをしたから優羽くんは普通より30年くらい早く来てしまったのよ…』 「えっ?ミスってどんな?」 『それは我から言おう。アースのミスはお前の人間の母親の死だ。そのミスでお前は早く死んだ。』 「そう…だったんだ…」 『ありがとうガルシア。それで神界には、〈己のミスで死んだものに異世界に転生させる〉と言うものがあるの。貴方も例外じゃあない。』 「それだったら!母さんと『それはできんのだ。』…何でだよ!」 『異世界は一つではない。何百万とある…すまない。』 「そうか…いんだ。 それで?俺はどこに転生させるだ?」 『優羽くんが転生するのは[魔法世界ナイセラープ]科学も適度に発展してるから』 「あのさ、なんかチート的なもんはないの?」 『ああ、優羽くんは私達の子供だから魔力は無限だし属性は全部たし身体能力は計り知れないし…あ!龍にもなれるし…なんかいる?』 「うーん。だったら全ての魔法の知識と光属性と闇属性の魔法が自由に使え、相手の魔法を見極める魔眼ちょうだい。」 『わかったわ!あと優羽くんの能力は最初は上の中ぐらいに押さえて記憶も封印しとくから♪時がくればしっかり解放されるからね♪じゃあね?』 「行って来ま~す。」 そして俺は意識を失った。 『行ってらっしゃい 私達の可愛い娘♪』
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