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ある城の一室に男がいた
「国王様!!」
メイド姿の女性が扉をあわてて開けて言った。
「やっと産まれたかった!!」
「銀髪の可愛い女の子ですが………
息をしていません…
残念ながら………死産です」
「そうか……」
国王と呼ばれた男はその場に泣きくずれた。その後男はメイドに聞いた。
「妻は! メリアは無事か!」
「はい、王妃様は今寝てあられて死産のことはしりません」
「起きたら、死産のことをいわなければ成らんのか………少し散歩に行ってくる」
男は部屋をあとにし、城の外に散歩しに行った。
「ウギャー!!」
男が散歩を始めて30分くらいたった時、草むらの中から産声がきこえた。
男は産声の正体を探した。そして、産声の正体は銀髪のとても可愛い女の赤ん坊だった。
「!! 何たる偶然…帰ってきてくれたかのような」
男はそう言い、赤ん坊を抱えて城に戻った。
その後、国王は王妃に死産のことなどを話した。
「----ということだ」
「そうだったの…死産ね…そうだクレン私達の養子にしない?」
「俺はそのつもりだ」
「じゃああの子の名前をつけましょうよ?
「そうだな」
フィオル…
私達の所に帰ってきてくれて
ありがとう…」
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