第壱章 『始』

7/9
前へ
/37ページ
次へ
フィオルがリリィの部屋に向かっている時… ―――リリィの部屋――― リリィの寝ているベットの横に黒いローブをきた男が立ったいた。 「やっと私の願いが叶う」 男が小さな声でつぶやく。 なぜ男がここにいるのかというと……… 半年前のとある村でのことだ……… 「貴様等よく聞け!!」 突然5人の傭兵を連れた男がきた。 「貴様等の町は国王のクレン様の命により、この上流貴族のクラッド家当主アイン様が治めることになった!」 男もといアインは続ける。 「この町は私が治める!ここでは私が法律だ!私に逆らう者は死罪を与える!」 アインが来てから2ヶ月 早くも町の人口の十分の一のが死んだ。 理由は2つ もともとこの町は貧しい町だった。そこにアインの重い税が加わったことによる餓死。 もう一つは アインの重い税に耐えられなくなり、町から逃げ出そうとしたところアインの傭兵に殺されたためだ。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

91人が本棚に入れています
本棚に追加