首輪。

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タクシーの空車が走り出したから、手を上げて止め、中に入り自宅の住所を告げた 「和沙」 耳元に近付き、囁く 「…なに?」 和沙も小さな声 意外な程緊張した声。布団役を自分からやると言った割りには、反応が初々しいと言うか 「何?緊張してんのか?」 「…そうじゃ、ないけど。…真緒の声は甘くて…」 確かに俺の声質は良いと言われる。けど、そんな、感じる程だったか? と、今すぐ「あーあー」と確認したいがさすがに、なぁ 「名前、凄ぇ呼んでやるよ」 「…っ」 真っ白な首が赤く染まる ゾクゾクする、コイツ
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