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…似てるっつうか、俺の好みの問題か
実際はあんまり似てねぇし。ルックスも性格も
いや、似てるな。…どこがだ?
「えらくお考えだね」
「…あー。悪い」
和沙の手が俺の顎を自分がされてるように捉え、親指で俺の唇に触れる
手が冷たい
その親指を軽く噛むと、和沙が笑った
リードされるなんて、何てこった
一気に和沙の唇に集中する。顔を寄せて、軽いキスもすっ飛ばして舌を絡めた
途端に空気は水気をまとい、アルコールや香水の匂いが強く香る
「…さっき、嘘をついた」
「…?」
唇を合わせたまま喋る。そのまま和沙の肩を押してソファーに寝かせた
「このソファーで、セックスした事はない」
「別にバラさなくても…」
「お前が汚して行け」
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