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「はい、お電話変わりました」
「あ、あ、あのーアルバイト募集の広告を見て電…」
「そしたら面接するから履歴書持って明日9時に来てくれる?」
「明日9時ですかっ?」
当時かなりの夜型人間だった僕には
9時という時間はけっこう早めで
明日はせっかくの休みで
ゆっくり寝たいのですが…
と思いつつも
「わかりました(渋々ね)」
「それと大学生かな?何歳?」
「大学1回生の18どぇす」
少し噛んでみる。
「あ、店の場所わかるかな?」
当然噛んだことは綺麗にスルー
「はいっ!
住所見てだいたいわかりますっ」
このやり取り
今思えばかなり新鮮です。
この時はまだ店長の実態を
全く知らない時なので
僕の受け答えの中に緊張感がありました。
後々店長との会話には
そんな緊張感なんてものは
携帯しなくなります。
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