4人が本棚に入れています
本棚に追加
森を脱出するために歩いていると、桜華はふと、違和感を感じ、先ほどの〝重い何か〟とは別のものだとわかり、周りを見渡した…だが特に変わった様子もなく、森からの違和感というわけではなかった
「なら…この違和感は…あっ」
桜華は、今更になって、服が学ランではなく青と黒の魔導服のようなのを着ていたことに気づく
「…なぜ気づかなかった…ワロス…とかいわれそう…」
ちなみに桜華は、中二病の激しく、そしてアホである
服装の変化にも気づかず、歩いていたことに膝を跪き、手を突きながら落ち込んでいた
「あり得ないけど別世界フラグ来たぁ…」
服装をみて、明らかに、銀を使用したボタンや服の質は明らかに安物と段違いで着心地が良く、明らかにコスプレとは違うと感じ桜華は、不安になり始める
「やばいな…本当に別世界に来たと言う感じだ…そう言えば腰にポーチがあっるなぁ…中身を確認して…」
桜華は腰についてあるポーチに気づき、あけて中身を確認した
ポーチの中身は刃渡り20cmのダガー×2つ…よく刃が研いであり、刃こぼれ一つない
緑色の謎の液体×5つ…よくわからないが、臭いを嗅ぐと無臭でなめらかだった地図…中身を確認するが明らかに地球の地形とまったく違うことがわかり
食料にパン、バター、野菜と二日分はあるみたいだ…
そして謎のピース…不可思議な形をしていて別のパーツが当てはまるようなくぼみが見える
「っ…」
言葉にならないくらい不安そうな顔を見せ、確実に別世界だと認識しながら、ダガーを両手に持ち慎重に再び歩き始めた
最初のコメントを投稿しよう!