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それから数時間、探索続けていたが、見渡す限り、木々ばかりで、桜華は膝をつき、手を地面につけ、落ち込んだ状態なる
桜華「…フラグ立てたのになぜでない!?」
轟「フガッ!?フラグ立てたかっただけか!?てっきり考えがあったから、ああ言ったのかと…」
轟は桜華が「~たぶんあいつ等もいるはず!!」だと言っていたから確信があるんだと思いこんでいたらしく苦笑い
桜華「まぁ確信がないわけじゃないんだよ…俺らが、今んとこ共通しているのは、あの時、俺ら四人はあの女に全員あっていることだけなんだよな…あっ、その元凶…女も探さないとな…」
そんなこといいながら立ち上がり、桜華達は探索していると、轟は耳をぴくぴくさせ、周りをきょろきょろし始めた
轟「何の音だ?」
桜華「はぁ?音?…何も聞こえないが?…」
桜華は、轟がきょろきょろしているのを見て、首を傾げながら耳を澄ます。
聞こえたのは、風でそよぐ音と木々の葉がカサカサ揺れる音とドゴォン、ボゴォンとした音がかすかに聞こえ、二人は顔を青々とし汗をだらだら流し始め、動きをとめる。
そして、爆音はどんどん近づいてくる
轟「爆音が…聞こえるよな」
桜華「あぁ…ドゴォン…バゴォンって…しかも近くに…やばくない」
そんなことを話していると、音はかなり近づき、目の前には土煙が上がっているのが見える
二人は逃げようとすると、草村から小さい何かが飛び出して来て、それは轟の腹にぶつかる
桜華&轟「うぉっ!?」
?「あだっ!?」
桜華と轟は小さな何かに驚き、小さな何かは轟の腹から跳ね返りこける
桜華「なんだ…今のは?」
轟「さ、さぁ…」
小さな何かは、緑色のキャップをかぶっており、背は小さく140cm位で耳は尖っており、まるで小人の妖精のよう姿をしている
桜華「小人か?」
轟「そうみたいだな…オイ、大丈夫か?」
轟が小人に近寄れば手を差し出す
小人「あ、ありがとう…じゃなくて逃げないと!?」
桜華&轟「はぁっ!?」
小人は慌てて立ち上がり、桜華と轟ともに先ほどまで砂煙が上がっていた方角を見ると、そこから目を光らした何かが、こちらを見ており、草むらから飛び出してきた
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