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枯れた花が入ったビニール袋の取っ手を結んで立ち上がる
「まだこんな時間か…どっか行こうかな」
携帯の時計は07:30分を表示していた。いつもなら帰って二度寝するのだが今日はもう寝る気にはなれなかった
ここにくるのは決まって日曜日特に深い意味はない
朝飯でも食いにいこう
乗ってきたチャリに再びまたがりこぎ始める
「ままーあのね。こないだねゆうたくんにすきってね言われたのー♪」
「あらまぁ…あゆみはモテモテだねーゆうたくんはカッコいいの?」
幼稚園生くらいだろうか?まだ幼い子がお母さんと楽しそうに歩いている。
「ままーしんごうあかくなっちゃうよ!走らなきゃ!」
「あっあゆみちょっと待って!!無理して渡っちゃ駄目!!」
[ブゥーーー!]
大型トラックがかなりのスピードで女の子へと近づいてきている
「きゃー助けて!!だれかあゆみをあゆみを助けて!!」
女の子は腰を抜かして道路の真ん中で座りこんでしまった
危ない!!あれじゃ本当に車にひかれる
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