存在の消失
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ここは、キミが忘れられた世界。 世界中の誰もが、キミを忘れた。 昨日まで話していた友達、キミを育てた家族ですら、キミを忘れた。 私は思い出の写真の一つを摘んだ。 不自然にぽっかりと空いた写真。 写真の中の私は、空間に寄りかかるように微笑んでいた。
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