第1水

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決まり決まった自転車のブレーキの音が隣からしたので誰だろうかと横目に見ると… 背が高く、濃いめのグレーの髪に整った顔……アリサには見覚えのある姿ー、 「おはよう、華刀(カトウ)君」 アリサの隣で自転車を駐めてたのは同じ剣道部である華刀 望だった。 彼の容姿は先程 述べた通り綺麗な顔立ちで それは学校でも有名なほどなのだ。 しかも彼は剣道において二刀流の扱いにとても長けているのだ。 だから剣道部の仲間としてアリサは華刀のことを尊敬し、憧れも抱いている。 が、彼の性格を述べると 何とまぁ大人しいことで… 「……ぉはよう、氷守さん」 とだけ言って剣道の道具を背負って一人 道場へと歩いて行ってしまった…。 だが、アリサは特に気にせず それが華刀君なのだと思い、自分も剣道の道具を背負って彼に続いて道場へと向かったー。
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