AVALON(c) 白羽の妖精

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まず最初に7人、そして5人、そして5人動かしたが最後の5人だけ何故か3人しかこなかった。残りの2人を確認、大通りを見るとまだ新しい残留ポリゴンがあった… 「フェアリーリーダーよりキング、狙撃された。ルートα。」 『了解…こちらの狙撃手が敵を捕らえた。 君達の前方およそ800、1個中隊規模…いや、まだまだ増えている。こちらから増援を送る。』 「了解、フェアリーリーダー、オーバー。」 皆に交戦準備をさせる。計33人が私の命に従った。 狙撃能力に特化した戦士を建物の屋上へ3人配置、しかし狙撃手ほどの距離の狙撃はできないにわか仕込みの狙撃手だ。 その裏に魔導士、しかもRPG装備を1人とM203を装備したフェアリー5という頼もしい魔導士2人。 フェアリー4を含む2人の盗賊で敵の情報収集とトラップ解除。 その他25人の戦士、司教の軍勢を突撃部隊とした。1つ前の建物まで裏通りから移動し待伏せ。 その時配置したにわか狙撃手が敵を捕らえた。私に無線で知らせる。RPGとフェアリー5に合図。 距離500でM203グレネード、およびRPGをやや俯角にて発射、RPGのバックブラストが後方の砂を激しく巻き上げる。 魔道士の後ろは砂嵐状態に、前ではM203とRPGの爆発が残響した。 大気を模したプログラムが揺れる。RPGとフェアリー5は直ぐに退避。狙撃手は突撃部隊の後衛としてそのままに、私達はメインストリートに出る。 その間狙撃手が上から牽制。私達は全員が銃を構え、真正面から全員が乱射。揺れる煙が蜂の巣になる。煙が晴れる。急いでタクティカルリロード。そしてやや隠れる。 右半分だけ顔を出して確認、まだ50人以上はいる。煙とポリゴン片でよくわからない。 私は真っ向勝負、取っ組み合いありの超接近戦の合図を出す。全員がニタついた。私もニタついたかもしれない。 しかし中止の合図、反対側、ストリートの左側の建物の上になにかがいる。 敵方向へ移動するそれは敵のところでメインストリートへジャンプ。軽く身をひねっている。背を地に向け横目で下を確認、スローモーションに見えた。 左手を回転方向へひねり地へまっすぐ伸ばす。高速で点滅する黄金の光。SMGの連射音がして下に数え切れないほどのポリゴン片が滞留した。砂煙とともにシステムに急激な負荷をかけたのか歪んで見える。 そしてこちら側、ストリート右側の建物の2階まどへ入ったのかどこかへ行ってしまった。 あの短機関銃の音はM11、間違いなく竜の双剣…
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