碧ノ章
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碧ノ章
その女は 一糸纏わぬ白い肌を恥じらいなく晒す代わりに ゆらゆらと立ち上る月光の欠片を 陽炎(かげろう)のように身に纏って佇んでいた。 それは神秘に濡れ たちどころに私を魂ごとその身に取り込んだのだ――
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