才能―スキル―

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「そー言うなよ、あれでも一応28だぞ?」 川を漁る棒に手をかけ無駄に長い足を絡める安川は残念なくらい間抜けだった。 「それが許せないのよ。エリートである私を差し置いてあんな外見詐欺の幼児を部長におくなんて」 眼鏡を何度も押し上げながら足元のごみを蹴る。 狙った訳ではないが安川に当たった。猿には丁度いいわ。
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