第一話『異世界』

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「では、王宮に行きましょう」 ギルは出て行く。 その姿をシュリはじっと見ている。 (とりあえずは成功か…まだまだこれからだが…あの最悪のシナリオを回避するにはどうすれいい) この世界は科学魔法が蔓延る世界。 故に魔法が存在する。 魔法の発動には魔法媒体が必要で、その種類には古代の力の遺産と言われる『アーティファクト』。科学の力を取り入れた媒体『マテリアル』。昔から使われてきた魔法体制『エンシェント』。 そして魔法には基礎魔法と属性魔法がある。 基礎魔法は魔力と術式が揃えば誰でも使え、しかし属性魔法は魔力、術式の他に人の一人一人の持つ性質にまで揃わなければ使う事は出来ない。 人の持つ性質には『火』、『水』、『雷』、『土』、『風』があり、それぞれに相性が存在する。 『火』は『水』に弱く、『風』に強い。 『水』は『雷』に弱く、『火』に強い。 『雷』は『土』に弱く、『水』に強い。 『土』は『風』に弱く、『雷』に強い。 『風』は『火』に弱く、『土』に強い。 そしてそのそれぞれの属性には類似属性があり、『火』には『熱』、『水』には『氷』、『雷』には『磁気』、『土』には『植』、『風』には『音』がある。
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