大陸史

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ローレル国もディリガー国も共に国と呼ぶにはあまりに小さく弱い為、カルベリア帝国から協定を持ち掛けられた際も、管理下に置かれることは明確な協定だったにも関わらず、受け入れるしか選択肢は持たなかったのである。 カルベリア帝国の東には未開の地であるキューレ砂漠が広がり、西には海ばかりであるこの状況で、最早カルベリア帝国の繁栄は約束されていた。 そればかりか帝国には幸いにも賢君が続き、この安寧は永久に続くとさえ思われていた。
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