1章

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~放課後 部室~ ハルヒ「キョン、ちょっとゴミ捨ててきて」 キョン「はぁ? ゴミ?」 ハルヒ「うん。ドアの外の所に置いてあるから」 キョン「何で俺が」 ハルヒ「ざ・つ・よ・う・が・か・り」 キョン「はぁ、分かったよ」ガチャ キョン「えーと、この半透明の袋のだな。うわ、いろいろゴミが詰まってるな」 キョン「何でお菓子の箱や袋がこんなに大量にあるんだよ。勝手に飲み食いでもしてるのかアイツ」 ボトッ・・・ キョン「……ん? もう1つあるな。黒いゴミ袋? こっちは中身が見えないな」 キョン「何か得体の知れないものでも入ってるんじゃないだろうな? ま、どうでもいい」 キョン「さて、ゴミを捨てにいくか」 ~焼却炉前~ キョン「せーの、よっと」ポイッ ゴオオオオオオオオオ・・・ キョン「おお、燃えてる燃えてる。もう1つの黒いゴミ袋も……」 ドクン キョン「ん? 何だ……? 今、変な感じが……」 キョン「……こいつか? この黒いゴミ袋を捨てようとしたら、何か嫌な予感が……」 キョン「本当に何なんだこれ……? まさか中に本当に変なものが……」 キョン「…………って、考えすぎか。とりゃ、投入!」ポイッ キョン「これでよし。部室に戻るか」 ~部室~ キョン「ただいまー」ガチャ ハルヒ「お帰りー」 長門「……」 古泉「やあ、どうも」 キョン「おう。2人とも来てたのか。あれ?」 古泉「どうかしましたか?」 キョン「朝比奈さんはまだ来てないのか。今日はずいぶんと遅いな」 古泉「朝比奈さん、ですか?」 ハルヒ「何言ってるのよキョン」 ハルヒ「みくるちゃんならたった今、あんたが捨ててきたじゃない」
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