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「そいつの前で笑えてる?心から楽しんで付き合ってんの?」
扉を開けようとする相手に声をかければ和也は手を止めた。
「わからない…、けどもう俺から離れることはないってのは分かってるから。俺が依存してるのかもね。」
冷たく笑う相手の腕を再び引いて和也を抱きしめた。
「ごめん…、ごめんなかず。そんなにお前が悩んでるなんか知らなくて俺…。俺はもう一度やり直したい。お前と一からやり直したい。」
俺の目から落ちそうになる涙を堪えながら相手に告げる。
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