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「関係あるよ!お前の事ずっと好きだよ、俺は」
和也は腕を振り俺の腕を離し涙ぐんだ目で俺を睨んだ。
「今更何だよ!ずっと好きだった?笑わせんなよ。2年も放ったらかしの奴がよく言えるな」
「それはごめん…、俺も忙しかったし連絡できる時は日本は明け方でお前も仕事で迷惑ってのも考えて…」
「そんな事なんとでも言えるよ…、つーか俺今相手いるし。」
俺の方を見ずに言葉を繋げる和也。それはなんか寂しそうで、今にも泣き出しそうで…。
「俺といた時よりそいつといて幸せ?俺に足りないものを埋めてくれた?」
「赤西がいない間ずっと側に居てくれた…。俺が泣いた時も。心は軽くなった。けど、何か違うくて…どんどん束縛も激しくて。けど俺はそれでもいいって思えた。愛されてるって…」
話すうちに声がだんだん小さくなってきた相手が時計を確認しやっと俺の方を見た。
「そろそろ戻らなきゃ…」
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