死神マンション

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「そうじゃよ?ナミーちゃんも一緒に来て欲しい。石黒くんの秘書兼趣味じゃろ?あーなんだっけ?ロリコン?」 ハリセンと博士が笑いを堪える。 ショートしなければいいが。 「ロリコン……ではありませんが、アニーは僕の秘書です」 「じゃろ?時間がもったいないからもう出発だ!それっ、ホイホイのホイホイ」 松吉じいちゃんの掛け声に、座り込んでいた軍団は立ち上がる。 「おじいさま方、よろしかったらうちの車でどうぞ?石黒くんの運転で」 受付から車のキーを持ってきた冴子に、じいちゃん達は色めきたつ。 「こりゃあ、べっぴんさんだ!」 「マリアに似ておる~」 「あんたも来なされ!ホイホイのホイとな!」 結局、最高齢のタエさんが冴子の手を離さず、まんまと冴子も同乗するはめになった。 「ひろこぉ~、ひろこぉ~」 タエさんは冴子と誰かを勘違いしている。
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