初めての恋が終わるとき

～*別れの始まり*～

―――……
未来宅。

未『ただいま～』
母｢お帰り～。ご飯は?｣

未『海翔におごらせた～』

母｢あぁ、そう～。そういえば初めてよね～アンタと海翔君が学校離れるのって。幼稚園から高校までずーっと一緒だったもんねぇ～｣

未『腐れ縁ってヤツじゃね～ｗ』

母｢あら～、そんなこと言っていいのかしらぁ～?今の高校だって海翔君と同じがいいって喚いたくせにね～ｗ｣

未『う゛、うるさいなぁ!』

そう言って私は、自分の部屋へと向かった。

未『はぁ～。』

ﾊﾞﾌｯ

私は学校で疲れた体をベッドに身を投げた。

未『卒業まで、あと3ヶ月かぁ～…』

そう言って、机の上に置いてある作成中の手編みマフラーを見た。